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高額療養費制度改正についての今後の再検討に関する質問主意書

経過状況:

答弁受理

提出者 山井和則
会派 立憲民主党
公式リンク 第217回国会 / 質問答弁

今後行われる高額療養費制度改正に関する再検討について、政府に対して、以下のとおり質問します。

質問1

今回の高額療養費の自己負担額の引上げ見合せは、参議院選挙を意識して、選挙で不利にならないための判断、との声も出ている。患者団体からも、「参議院選挙が終われば、再び同じような大幅な負担引上げ案が提案され、強行されるのではないか」との不安の声が出ている。参議院選挙が終わった後の再検討において、当初案と同じような、負担額引上げ案を決めることはないか。

回答(質問1 から質問4 まで、質問6 から質問8 まで及び質問10 の後段について)

 お尋ねの「再検討」に係る内容、「方向性」、進め方、「可能性」等については、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「今後の具体的な検討の方向性について、現時点で予断を持って申し上げる段階にはありませんが、保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的な御負担が過度なものとならないようにすることが重要です。検討に当たりましては、保険料を負担する被保険者の皆様からの御意見も拝聴しつつ、患者の方々のお話を十分伺い、その御理解をいただくべく最善を尽くしてまいります。」と答弁しているとおりであり、現時点でこれ以上のことについてお答えすることは困難である。

質問2

秋までの再検討の結果、当初の引上げ案よりは、自己負担額増をかなり抑えた案を目指すのか。あるいは、自己負担額を増やすか、減らすか、その方向性も全く示さないのか。

回答(質問1 から質問4 まで、質問6 から質問8 まで及び質問10 の後段について)

 お尋ねの「再検討」に係る内容、「方向性」、進め方、「可能性」等については、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「今後の具体的な検討の方向性について、現時点で予断を持って申し上げる段階にはありませんが、保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的な御負担が過度なものとならないようにすることが重要です。検討に当たりましては、保険料を負担する被保険者の皆様からの御意見も拝聴しつつ、患者の方々のお話を十分伺い、その御理解をいただくべく最善を尽くしてまいります。」と答弁しているとおりであり、現時点でこれ以上のことについてお答えすることは困難である。

質問3

多くの医療の有識者からは、「命にかかわる患者の高額療養費の抑制よりも、もっと先に、軽症の患者の医療費のムダを抑制すべき」との声が強い。ついては、秋までの再検討では、高額療養費のみの医療費の抑制、つまり、自己負担増を検討するのではなく、軽症患者の医療費の抑制等も含め、他の医療費の抑制も含めて議論、再検討すべきではないかと考えるが、政府の見解を示されたい。

回答(質問1 から質問4 まで、質問6 から質問8 まで及び質問10 の後段について)

 お尋ねの「再検討」に係る内容、「方向性」、進め方、「可能性」等については、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「今後の具体的な検討の方向性について、現時点で予断を持って申し上げる段階にはありませんが、保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的な御負担が過度なものとならないようにすることが重要です。検討に当たりましては、保険料を負担する被保険者の皆様からの御意見も拝聴しつつ、患者の方々のお話を十分伺い、その御理解をいただくべく最善を尽くしてまいります。」と答弁しているとおりであり、現時点でこれ以上のことについてお答えすることは困難である。

質問4

石破首相は「秋までの再検討は、患者団体からの意見を真摯に聴きながら進める」「強行はしない」と発言されている。今回のように、患者団体が大反対する自己負担額の引上げ案を、再び強行することはない、ということは、患者団体が反対を表明した案に対しては決定をしない、ということか、それとも、丁寧に患者団体の理解を得るべく努力するが、患者団体が反対を表明した案を決定しない、とは、約束できないということか。

回答(質問1 から質問4 まで、質問6 から質問8 まで及び質問10 の後段について)

 お尋ねの「再検討」に係る内容、「方向性」、進め方、「可能性」等については、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「今後の具体的な検討の方向性について、現時点で予断を持って申し上げる段階にはありませんが、保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的な御負担が過度なものとならないようにすることが重要です。検討に当たりましては、保険料を負担する被保険者の皆様からの御意見も拝聴しつつ、患者の方々のお話を十分伺い、その御理解をいただくべく最善を尽くしてまいります。」と答弁しているとおりであり、現時点でこれ以上のことについてお答えすることは困難である。

質問5

患者団体については、秋までの再検討において、単にヒアリングで意見聴取をされるだけでなく、審議会の委員に入って、改革案の決定に正式に参画して頂くべきであると考える。秋までの再検討においては、がん患者団体(一般社団法人全国がん患者団体連合会等)や難病患者団体(一般社団法人日本難病・疾病団体協議会等)などを、高額療養費の改正を検討する審議会の委員に加えるべきではないかと考えるが、政府の見解を示されたい。

回答(質問5 について)

 お尋ねについては、令和七年三月十日の参議院予算委員会において、福岡厚生労働大臣が「審議の在り方についてはまさにこれから検討されていく話でありますが、・・・その社会保障審議会、この医療保険部会で御議論いただいていますが、これは、高額療養費だけじゃなくて、例えばマイナ保険証であったり、出産の保険適用であったり、国保制度の在り方だったり、いろんなことを議論している場であります。当然、その時々のテーマによってお話をお伺いすべき方というのが当然変わってくる、そういうものでございますので、どういった形でその患者の団体の皆様方の声をお聞きしていくか、今後しっかり検討してまいりたいと思います。」と答弁しているとおりである。

質問6

再検討の議論のスタートの時期及び、再検討を踏まえた結論の提示の時期について、それぞれ示されたい。また、この再検討は、どのような審議会で審議するのか。

回答(質問1 から質問4 まで、質問6 から質問8 まで及び質問10 の後段について)

 お尋ねの「再検討」に係る内容、「方向性」、進め方、「可能性」等については、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「今後の具体的な検討の方向性について、現時点で予断を持って申し上げる段階にはありませんが、保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的な御負担が過度なものとならないようにすることが重要です。検討に当たりましては、保険料を負担する被保険者の皆様からの御意見も拝聴しつつ、患者の方々のお話を十分伺い、その御理解をいただくべく最善を尽くしてまいります。」と答弁しているとおりであり、現時点でこれ以上のことについてお答えすることは困難である。

質問7

再検討では、当初案で示されたとおり、年五千三百億円の医療費の抑制を高額療養費のみで実施するという枠組みは変わらないのか。それとも高額療養費の抑制額として示された五千三百億円自体を縮小する議論も、再検討の議論に含まれる可能性はあるか。

回答

現在は、回答がPDFでしか公表されていません。

質問8

高額療養費制度の対象となるがん患者や難病患者等で、秋までの再検討により、逆に、負担額が、当初案より増える患者が出る可能性はあるか。それは、あり得ないか。

回答(質問1 から質問4 まで、質問6 から質問8 まで及び質問10 の後段について)

 お尋ねの「再検討」に係る内容、「方向性」、進め方、「可能性」等については、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「今後の具体的な検討の方向性について、現時点で予断を持って申し上げる段階にはありませんが、保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的な御負担が過度なものとならないようにすることが重要です。検討に当たりましては、保険料を負担する被保険者の皆様からの御意見も拝聴しつつ、患者の方々のお話を十分伺い、その御理解をいただくべく最善を尽くしてまいります。」と答弁しているとおりであり、現時点でこれ以上のことについてお答えすることは困難である。

質問9

再検討の審議会には、厚生労働省のがん対策課も担当として関与させるべきと考える。

1 昨年、高額療養費を議論した社会保障審議会医療保険部会では、厚生労働省健康・生活衛生局がん・疾病対策課や難病対策課は関与したか。もし関与していないなら、なぜなのか。

2 多くのがん患者や難病患者等の命を左右する議論に、がん・疾病対策課や難病対策課も関与すべきではないかと考えるが、政府の見解を示されたい。

回答(質問9 の1について)

 お尋ねについて、御指摘の「昨年、高額療養費を議論した社会保障審議会医療保険部会」における議題の「医療保険制度改革について」については、厚生労働省組織令(平成十二年政令第二百五十二号)第十三条の規定により「健康保険事業に関すること(年金局の所掌に属するものを除く。)。」や「医療保険制度の調整に関すること。」等の事務を所掌する厚生労働省保険局のみにおいて対応することとしたものである。

回答(質問9 の2について)

 お尋ねについては、令和七年三月十二日の衆議院厚生労働委員会において、福岡厚生労働大臣が「今御指摘いただいたことも含めて、検討してまいりたいと思います。」と答弁したとおりである。

質問10

再検討を秋までに行うとするのは、来年四月からの高額療養費の自己負担額引上げを目指していることが理由か。また、来年一月からの自己負担額引上げの可能性はあるか。石破首相が「強行しない」「丁寧に議論する」と答弁された以上、患者団体の理解が得られない場合は、再検討案の決定は、秋でなく、冬や来年にずれ込む可能性はあるのか。それとも、患者団体の理解が得られなくても、再検討案は秋にはとりまとめを強行するのか。

回答(質問1 から質問4 まで、質問6 から質問8 まで及び質問10 の後段について)

 お尋ねの「再検討」に係る内容、「方向性」、進め方、「可能性」等については、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「今後の具体的な検討の方向性について、現時点で予断を持って申し上げる段階にはありませんが、保険料負担の抑制や制度の持続可能性の確保とともに、患者の方々の経済的な御負担が過度なものとならないようにすることが重要です。検討に当たりましては、保険料を負担する被保険者の皆様からの御意見も拝聴しつつ、患者の方々のお話を十分伺い、その御理解をいただくべく最善を尽くしてまいります。」と答弁しているとおりであり、現時点でこれ以上のことについてお答えすることは困難である。

回答(質問10 の前段について)

 お尋ねの「再検討を秋までに行うとする」「理由」については、国民への周知及び保険者が対応するための準備に一定の期間を要すること等を考慮したものであるが、いずれにせよ、「再検討」に係る進め方等については、一から四まで、六から八まで及び十の後段についてでお答えしたとおりである。

回答(質問10 の中段について)

 お尋ねについては、令和七年三月十三日の衆議院予算委員会において、石破内閣総理大臣が「本年秋までに改めて方針を検討し、決定することといたしておりまして、来年度中に何らかの見直しを施行することは考えておりません。」と答弁したとおりである。

質問11

高額療養費の自己負担額引上げがこれだけ大議論になった以上、国会閉会中であったとしても、与野党の国会議員の意見も、再検討案の決定前に聞き、参考人質疑も含め、国会審議をすべきではないか。

回答(質問11 及び質問12 について)

 お尋ねについては、国会の運営等に関することであり、政府としてお答えする立場にない。

質問12

再検討案は、予算編成までに、与党や野党で党内審査を求めるのか。新年度予算として一括ではなく、今回の引上げ案は、与党により、党内で審査をされたのか。されていないのであれば、与党や野党の党内審査を経ずに、今回のように、自己負担額の引上げ幅を決めるべきではないのではないかと考えるが、政府の見解を示されたい。

回答(質問11 及び質問12 について)

 お尋ねについては、国会の運営等に関することであり、政府としてお答えする立場にない。

質問13

再検討案の決定までに、がん患者等の家計の状況調査等は行うのか。

回答(質問13 について)

 お尋ねについては、令和七年三月十一日の閣議後記者会見において、福岡厚生労働大臣が「これまでも、審議会において様々なデータに基づきご議論いただいてまいりましたが、今後、議論を行うにあたっては、さらにどのようなデータが必要か、ご意見も伺いながら進めていきたいと考えています。」と述べたとおりである。