TOP > 質問主意書・答弁書 > 有田芳生:北朝鮮域内で死亡した...
北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨及び墓地問題に関する質問主意書
経過状況:答弁受理
平成二十四年五月二十九日のいわゆるストックホルム合意において、日本政府は北朝鮮側に対し、昭和二十年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨及び墓地問題(以下、「遺骨問題」という)を解決すべき問題として取り上げています。この遺骨問題について何点かお尋ねします。
質問1
北朝鮮域で亡くなった日本人戦没者と遺骨送還概数について、戦没者概数、遺骨送還概数、残存遺骨概数に分け、令和七年一月末現在でそれぞれ可能な限りお示し下さい。
回答(質問1 について)
お尋ねの「北朝鮮域で亡くなった日本人戦没者と遺骨送還概数」については、厚生労働省において、令和七年一月末現在で、「戦没者概数」が三万四千六百人、「遺骨送還概数」が一万三千柱、「残存遺骨概数」が二万千六百柱と推計している。
質問2
ストックホルム合意以降、北朝鮮側から日本へ返還された遺骨があればその数をそれぞれ可能な限りお示し下さい。
回答(質問2 について)
政府として把握している限りでは、お尋ねの「ストックホルム合意以降、北朝鮮側から日本へ返還された遺骨」はないと承知している。
質問3
北朝鮮域内にある日本人墓地は全部で何か所か、また、それらの墓地について、例えば龍山墓地、三合里、三角山等、政府が把握している墓地名、地域名及び各々残存遺骨数をそれぞれ可能な限り具体的にお示し下さい。
回答(質問3 について)
お尋ねについては、政府として必要な情報収集等を行ってきているが、事実関係を確認できないことから、網羅的かつ正確にお答えすることは困難である。なお、先の答弁書(平成二十七年六月五日内閣参質一八九第一四四号)一から四までについてでお答えしたとおり、政府としては、昭和二十五年に民間団体から提供された方峴に埋葬された者に関する名簿及び昭和三十三年に民間団体から提供された龍山に埋葬された者に関する名簿を保管しているところである。
質問4
厚生労働省の「令和六年度における戦没者の遺骨収集事業実施計画」には、ストックホルム合意に明記された昭和二十年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨に関する文言がふくまれていませんが、その理由についてお示し下さい。
回答(質問4 及び質問5 について)
お尋ねの「ストックホルム合意に明記された昭和二十年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨に関する文言」の意味するところが必ずしも明らかではないが、北朝鮮における戦没者の遺骨収集については、令和五年七月二十八日に閣議決定した「戦没者の遺骨収集の推進に関する基本的な計画」及び令和六年三月に厚生労働省が策定した「令和六年度における戦没者の遺骨収集事業実施計画」において、「国交がない地域における戦没者の遺骨収集」として、関係省庁が連携を図りつつ、当該地域との協議の状況等を踏まえて対応する旨の方針を記載しているところである。
質問5
令和五年七月二十八日に変更を閣議決定した「戦没者の遺骨収集の推進に関する基本的な計画」には、ストックホルム合意に明記された昭和二十年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨に関する文言がふくまれていませんが、その理由についてお示し下さい。
回答(質問4 及び質問5 について)
お尋ねの「ストックホルム合意に明記された昭和二十年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨に関する文言」の意味するところが必ずしも明らかではないが、北朝鮮における戦没者の遺骨収集については、令和五年七月二十八日に閣議決定した「戦没者の遺骨収集の推進に関する基本的な計画」及び令和六年三月に厚生労働省が策定した「令和六年度における戦没者の遺骨収集事業実施計画」において、「国交がない地域における戦没者の遺骨収集」として、関係省庁が連携を図りつつ、当該地域との協議の状況等を踏まえて対応する旨の方針を記載しているところである。
質問6
政府は、平成二十六年三月十九日から同月二十日に中国瀋陽市で開催された日朝赤十字会談に戦没者遺骨問題を担当する職員を派遣しています。この会談以降、日朝赤十字会談が開催されているなら、開催日時、開催場所、職員派遣の有無についてそれぞれ可能な限り具体的にお示し下さい。
回答(質問6 について)
お尋ねについては、日朝両赤十字間の会談に関することであり、政府として網羅的にお答えすることは困難であるが、御指摘の「この会談以降」、例えば、政府として日朝両赤十字間の会談に職員を派遣したことはない。
質問7
政府は、平成二十六年十月二十六日から同月三十日の日程で政府担当者を平壌に派遣し、北朝鮮側から遺骨問題をはじめストックホルム合意に明記された日本人に関する問題について説明を受けています。この会談以降、政府担当者が北朝鮮側担当者と接触しているなら、開催日時、開催場所、職員派遣の有無についてそれぞれ可能な限り具体的にお示し下さい。
回答(質問7 について)
お尋ねについては、日朝間の協議の内容に関わる事柄であり、これを明らかにすることにより、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えすることは差し控えたい。