分かりやすい衆議院・参議院

TOP > 質問主意書・答弁書 > 原口一博:イージス・アショア及...

イージス・アショア及びイージス・システム搭載艦に関する質問主意書

経過状況:

答弁受理

提出者 原口一博
会派 立憲民主党
公式リンク 第217回国会 / 質問答弁

私が提出した質問に対する答弁書(内閣衆質二一六第二一号)を踏まえ、次のとおり質問する。

質問1

政府は、イージス・アショア整備のために米国に支出した主な経費は、総額約百二十四億円と答弁しているが、当初想定していたイージス・アショアの整備に係る全経費の金額を可能な限り明らかにされたい。

回答(質問1 について)

 お尋ねの「当初想定していた」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、陸上配備型イージス・システム(以下「イージス・アショア」という。)の整備に係る予算額としては、平成二十九年度から令和二年度までの経費として、千九百二十一億円を計上している。

 なお、御指摘の「総額約百二十四億円」の支出については、前述した千九百二十一億円の予算額のうち、政府がイージス・アショアの整備のために米国に支出した主な経費であって、政府として「新たなミサイル防衛システムの整備等及びスタンド・オフ防衛能力の強化について」(令和二年十二月十八日閣議決定)により、「陸上配備型イージス・システムに替えて、イージス・システム搭載艦二隻を整備する」ことを決定するまでの間に支出したものである。

 また、イージス・アショアの構成品はイージス・システム搭載艦の構成品として利活用しており、当該閣議決定以降、イージス・システム搭載艦の整備のために米国に支出した経費は、千三百三十二億円である。

質問2

政府は、「イージス・アショアのために取得した構成品は、SPY−7及びイージス・システムであり、これらは、いずれもイージス・システム搭載艦の整備に用いる計画である」と答弁している。

1 当該構成品は取得し、既に我が国に納品されているのか。

2 当該構成品は、本来陸上で運用するイージス・アショアのために取得したものであるのに、なぜ洋上で運用するイージス・システム搭載艦の整備に用いる必要があるのか、理由を示されたい。

回答(質問2 の1について)

 SPY−7を含むイージス・システム等の構成品については、現在米国の企業において製造中であるが、その一部については既に我が国に納品されている。

回答(質問2 の2について)

 お尋ねについては、令和三年二月九日の衆議院予算委員会において、岸防衛大臣(当時)が「SPY7を含む現在契約をしているイージス・アショアの構成品が、二千十八年に実施をした選定プロセスの中で、他の候補となっていた構成品と比較しても、・・・基本性能、後方支援、経費、それぞれの面でより高い評価を得た最新鋭の装備であるということ、それから、代替品については、我が国の弾道ミサイル防衛能力を向上させることが重要かつ基本的な要素であること、昨年十一月の中間報告を通じてイージス・アショアの構成品の洋上プラットホームへの搭載に係る技術的実現性を確認した際に、米国政府から、各構成品を洋上仕様に変更すればイージス・アショアで達成しようとしていたBMDの基本性能も同様に発揮できるとの所見を得たところであります。可能な限り速やかに代替装備の運用を開始する必要性も踏まえて、SPY7を含むイージス・アショアの構成品について、これを利活用していく、こういう方向で考えております。」と述べているとおりである。

質問3

政府は、「イージス・システム搭載艦については、既存のイージス艦と速力等が大きく異なるものではなく、「機動性に欠ける」との御指摘は当たらない」と答弁しているが、機動力を測ることが可能であるということは、具体的な搭載艦の性能が決定しているということか。決定している場合、当該搭載艦の規模及びその速度並びにイージス・システムの搭載が可能と判断する理由をそれぞれ示されたい。

回答(質問3 について)

 イージス・システム搭載艦の規模及び速力については、それぞれ基準排水量約一万二千トン、約三十ノットである。また、イージス・システムの搭載が可能と判断する理由については、令和三年二月九日の衆議院予算委員会において、岸防衛大臣(当時)が「イージス・アショアの構成品の洋上プラットホームへの搭載に係る技術的実現性を確認した際に、米国政府から、各構成品を洋上仕様に変更すればイージス・アショアで達成しようとしていたBMDの基本性能も同様に発揮できるとの所見を得たところであります。」と述べているとおりである。