普天間飛行場代替施設建設に必要な経費総額の検証に関する質問主意書
質問
普天間飛行場代替施設建設事業に要する経費総額の妥当性と当該事業の必要性に関し、政府は、「衆議院議員原口一博君提出普天間飛行場代替施設の建設に必要な費用に関する質問に対する答弁書」(内閣衆質二一二第三八号)において、財務省としては、「同事業に要する各年度の予算については防衛省からの要求を踏まえて査定を行っているところであるが、御指摘の『経費総額の見積り』について査定を行ってはいないことから、その妥当性について責任をもって評価する立場にない」と答弁している。
しかしながら、建設事業の内容が経費総額の見積額から見て妥当なものであるかどうか、その金額をかけてまで事業を行う必要があるのかどうか等を見極めた上でなければ、各年度の予算の査定などできるはずはなく、仮に費用対効果の面で事業が無駄なものであった場合には、毎年の予算の査定は無意味なものとなる。現在は経費総額の見積りについての査定を行っていないとしても、今後、経費総額の見積りから見た事業の必要性・妥当性の評価を行うつもりはあるか。行うつもりがないとするならば、その理由は何か。
回答
普天間飛行場代替施設建設事業に要する御指摘の「経費総額の見積り」については、財務省として査定を行うものではないが、毎年度の予算編成においては、御指摘の「経費総額の見積り」も含めた利用可能な様々な情報を活用し、同事業について、その必要性や緊急性も踏まえた妥当な予算措置を検討していくことになる。